この世界の名称。世界であり、大陸であり、国の名前。
科学力を手にした人間と不思議な力を持った瞳の魔法使いによる長い戦争の歴史を持つ。この戦争は100年戦争と呼ばれる。
今からちょうど100年前に終戦、数の差により人間が勝利を収めた。
それから科学都市、パレットができ、瞳の魔法使いは迫害され、北の森の奥へと追いやられた。
◯ツィンダースの地理について
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科学が発達した色鮮やかな都市。
中心に政府の建物である塔、通称「色鉛筆」が建っている。
“「色鉛筆」行きになると新しく生まれ変われる”とされ、国の役に立てる表向きには名誉なことである。しかし、黒い噂が絶えず、人々から畏怖されている。
“「色鉛筆」行き”の条件としては、虹色のカードが添付されたパレットの強制召集令状“カラーレター”を受け取るか、「色鉛筆」に売られるかのふた通りがある。ツィンダースの全ての国民は「“カラーレター”は名誉なことである」と逆らうことはできない。
◯パレットの闇
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不思議な力を持った人ならざる者たちの総称。人間に近い姿をしている者の方が圧倒的に多いが、部分的に動物の特徴を持っているなどと人に見えて人ではない存在。主に魔法を使って生活している。
その名の通り瞳に魔力があり、片方欠けると魔力も半減する。尚、視力と魔力量は影響しない。
全盲でも魔力が豊富であったり、目が良くても魔力が少ないなどの例もある。
通常魔法,攻撃魔法,補助魔法の3種類がある。属性が必要な魔法とそうでない魔法があり、それぞれ属性魔法と無属性魔法に分かれる。属性魔法はその属性を保持している魔法使いしか使えないが、無属性魔法は魔力を持つすべての魔法使いが使用可能。
◯通常魔法とは
生活する上で使用されている魔法。生活魔法とも呼ばれている。
無属性魔法の例としては、空中浮遊や物体操作、転送、テレパシーなど。
属性魔法の例としては、火おこしや洗浄、充電、瞬間移動など。
◯攻撃魔法とは
属性魔法による高火力な魔法。魔法使いの魔力量と創造力とセンスにもよるが、可能性は無限大。
複数の属性保持者は複合魔法の使用も可能。
詳細は「❇︎属性魔法❇︎」参照。
◯補助魔法とは
治療魔法や回復魔法、加護魔法などの総称。
無属性魔法の例としては、応急処置的に傷の表面を塞ぐ治療魔法や身体能力強化の加護魔法など。
属性魔法の例としては、傷を癒したり、解毒の回復魔法など。
基本6属性+派生6属性の合計12属性からなる。それぞれに特徴や相性、性質が異なる。
◯種類
基本6属性…派生6属性
・炎…風 ・草…毒 ・水…氷
・雷…土 ・光…浄化 ・闇…空間
対応する基本属性を所持していない場合、派生属性を所持することはできない。
(例)◎炎,風 ×炎,毒
〈珍しさ〉
(低) 炎=草=水<雷<<風=毒=氷=土<<光<闇<<<浄化<空間 (高)
〈性質〉
扱いにくさ(習得難易度)、攻撃力、汎用性、親和性の観点より。
・炎 … 扱:☆ 攻:☆☆☆☆☆
… 汎:☆☆☆ 親:☆☆☆
・草 … 扱:☆ 攻:☆☆
… 汎:☆☆☆☆ 親:☆☆☆☆☆
・水 … 扱:☆ 攻:☆☆☆
… 汎:☆☆☆☆☆ 親:☆☆☆☆☆
・雷 … 扱:☆☆ 攻:☆☆☆☆☆
… 汎:☆☆ 親:☆☆
・光 … 扱:☆☆☆ 攻:☆
… 汎:☆☆☆ 親:☆☆☆☆☆
・闇 … 扱:☆☆☆ 攻:☆☆☆☆
… 汎:☆ 親:☆
・風 … 扱:☆☆ 攻:☆☆☆☆
… 汎:☆☆ 親:☆☆
・毒 … 扱:☆☆ 攻:☆☆☆☆
… 汎:☆☆☆☆☆ 親:☆
・氷 … 扱:☆☆ 攻:☆☆☆☆☆
… 汎:☆☆☆☆ 親:☆☆
・土 … 扱:☆☆ 攻:☆☆☆
… 汎:☆☆ 親:☆☆☆
・浄化… 扱:☆☆☆☆ 攻:☆
… 汎:☆☆☆☆☆ 親:☆☆☆☆☆
・空間… 扱:☆☆☆☆☆ 攻:☆☆
… 汎:☆☆☆☆☆ 親:☆
◯個数
1人につき所持している属性は最大4つまでであり、基本6属性は先天的なものである。
派生6属性は先天的なものの他、後天的にも取得可能ではあるが、基本属性とあわせて4つまでしか取得できない。
〈派生属性の取得しやすさ〉
(低) 風=毒=氷=土<浄化<空間 (高)
〈珍しさ〉
基本1属性 ……………………………… 30%
基本1属性+派生1属性 ……………… 20%
基本2属性(調和) …………………… 15%
基本2属性(対立) …………………… 10%
基本2属性(調和)+派生1属性 …… 5.5%
基本2属性(対立)+派生1属性 …… 5%
基本2属性(調和)+派生2属性 …… 5%
基本2属性(対立)+派生2属性 …… 2.5%
基本3属性 ……………………………… 2.5%
基本3属性+派生1属性 ……………… 2.5%
基本4属性 ……………………………… 2%
◯相性
属性の相性は以下の表を参照。
これらの相性のうち、基本属性の横は対立関係、対角線は調和関係と呼ばれる。
〈対立関係〉
・炎,草 ・草,雷 ・雷,水
・水,炎 ・光,闇
〈調和関係〉
・炎,雷 ・草,水
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パレットで教わる“教科書の“ツィンダース史での100年戦争。
ツィンダースは、かつては魔法と科学の国だった。
科学が進歩する一方で魔法は使える人種が限られているため、誰にでも魔法が使えるようにという方向性で研究が進められていた。
(この研究を『人類魔法使い化計画』と呼ぶ)
実験はことごとく失敗。その原因は、魔法を独占しようとした瞳の魔法使いによる妨害工作だった。そして、あろうことか魔法使いは計画に関わっていた人間を殲滅。魔法を奪わせまいと、人間(科学)に宣戦布告した。
これが100年戦争の始まりである。(今から200年前)
初めの2、30年頃に行われた戦争を特に『東西戦争』と呼ぶ。
パレットができる前、人間と魔法使いは主に西と東に分かれていた。そのため、初めは西と東に分かれて戦っていた。
開戦から30年頃(170年前)、当時の魔法使いたちの長であったソナイトが西を砂漠化させ、多くの人間が戦死。人間側へ降参及び終戦を要求。当時の人間側の最高指揮官であったアルヴは、終戦とまでは収まらない民の怒りを宥め、一時休戦として条件を飲み、土地の復興を提案。ソナイトの妻であるアヤナスが東を草原化させ、生態系の保護を行った。この2人の魔法使いによる大幅な地形変動をきっかけに東西戦争は終わりを告げた。以降主に魔法使いが北、人間が南に移り住んだ。
東西戦争終戦後、約10年ほどの休戦状態が続く。これを『10年休戦期』と呼ぶ。(170〜160年前)
魔法使いと人間は本当の意味での終戦に向けてそれぞれの民を説得し、東西戦争終戦から5年後(165年前)、平和協定を結んだ。しかし、その5年後(160年前)、魔法使いによるテロが発生し、アルヴが暗殺された。そのため、人間側は平和協定を解消。敵討ちにソナイトを暗殺。これらが火種となり、南北に分かれての戦争が始まった。
100年戦争後半60年の戦争を特に『南北戦争』と呼ぶ。10年休戦期の復興時にさらなる科学発達を遂げた人間側では、少しずつ人体に適応させるタイプの兵器開発を行う組織が発足。これが後の色鉛筆となる。初めの40年程は中心部のみでの小規模な戦争が続いていた。しかし同時に人間側では、アルヴの妻であるグリーを中心とした平和派による終戦活動もされていた。
開戦から50年頃(110年前)、アヤナスが暗殺され、魔法使いたちが激昂。一部の過激派により中心部付近の土地が平和派もろとも消滅した。
この頃からツィンダース全域にまで戦火は広がり、終戦までの10年間は100年戦争において1番戦争が激化することとなった。